日付:2025年3月17日(月曜日)

時間:10:30〜12:10

団体:宿毛市 高知県立幡多看護専門学校 2F視聴覚室

参加人数:24名

看護学校の1年生を対象とした出前授業で、多くの学生さんは将来医療現場で看護師として活躍しようという目標を持っていることから、能登半島地震や熊本地震で話題となっている災害関連死の問題を含め、南海トラフ地震を自分事と捉えてもらえるよう、動画やシミュレーション映像を使って出来るだけ分かりやすく話しました。
今年からは、グループワークを取り入れた形での授業を希望されていましたので、「避難所での生活」と「地震や津波への備え」の2つのテーマについてグループ内でディスカッションし、議論した内容について発表してもらいました。
将来は医療関係の仕事に就かれる志しの高い学生さん達で、南海トラフ地震発生時には災害支援ナースとしての活躍が期待されていることから、SCUや災害拠点病院・救護病院等の配置状況、DMATの派遣見込み、前方展開型の医療救護活動など災害時医療救護体制についても説明したかったのですが、今年からグループワークを取り入れたため時間が不足して伝えることができませんでした。来年以降も同じ形式での出前授業を実施するのであれば、グループワークのテーマを一つに絞るなどの工夫が必要だと感じました。
また、医療従事者として負傷者の命をつなぐためには、自分自身のみならず家族も含めて被災者にならないことが最も大切であり、そのためにも、地震や津波への備えにしっかりと取り組むことが重要であることを伝えました。
  (コメント:北川) 講師:北川尚、小松幹