活動記録
第3回県政出前講座

日付:2025年6月17日(火曜日)
時間:17:30〜18:00
団体:医療法人 精華園 「海辺の杜ホスピタル」6F「宙のホール」
参加人数:24名
海辺の杜ホスピタルが病院スタッフを対象に、地域の安全と安心を共に考え、学びを深める場として毎月開催している「院内研修会」において、昨年に引き続き今年も出前講座が実施されました。
今回の講座では、南海トラフ巨大地震が起これば、新耐震基準の住宅も倒壊のリスクがあることを伝えたうえで、自らが自宅の耐震性能についてチェックして実力を把握しておくことが大切だということを説明しました。
そして、緊急地震速報を見聞きした時にとるべき行動は、その時の状況によって異なることから、的確な状況判断に基づいた決断と行動が求められることになり、例えば、自宅が倒壊の危険性があるのであれば、家に止まらずタイミングを見計らって家から飛び出すといった行動が必要となる場合もあることを理解していただけるように詳しく説明しました。
病院は、浦戸湾沿岸に立地していることから津波の浸水が想定されており、200人に及ぶ入院患者の生命を如何に守るかといった難しい課題に真剣に取り組んでいるとのことで、参加された病院スタッフの方々は熱心に聴講されていました。
質疑応答では、「昨年の研修会の翌日に豊後水道地震が発生して緊急地震速報が発表されたが、真夜中だったこともありどうしたら良いか分からなかった。講師の先生はどの様に行動したか、どのように行動するのが正しいと考えるか教えてほしい」といった質問がありました。
また、講演後には、南海トラフ地震についてまだまだ知らないことがたくさんあり、今回の話しから新たに気付きや取り組まないといけない課題が見えてきた。今後もこういった研修会を継続していきたいとの感想をいただきました。(コメント:北川)